ストーリー

冬のある寒い日。
紅魔館は荒れていた。

「最近咲夜も忙しそうだし、暇よねぇ」
レミリアは自室で独り暇を持て余していた。
そこに息を荒くして駆け込んで来たのは図書館の主、パチュリーであった。
「レミィ、ちょっと来て」

図書館には既に紅魔館の面子が揃っていた。
「これは酷いですわね」
咲夜は見渡す限りの空になった本棚を眺めながら言った。
「魔理沙にやられたわ、全く大きく出たわね。
 今度こそ痛い目に合わせなければ」
パチュリーが苦々しい表情で呟く。

[そうね、紅魔館が舐められていてはいけないわ」
「そうよ、じゃあよろしくレミィ、咲夜」
「やっぱりパチュリー様はいらっしゃらないのですわね」
「私が図書館で温かい紅茶を飲みつつ
 ゆったり本を読んで魔理沙の注意を惹きつけるわ。
 その隙に奴を倒して」
「強力なサポートね」
溜息混じりにそう言いつつも、
久しぶりの面倒事への期待を
レミリアは隠す事はできないようだった。

「さあ、行くわよ咲夜」
「はい、お嬢様」