事の始め

ある日の号外


――――――『永遠亭の兎が月の品物を無くしたらしい。』

他愛も無い噂話にしか過ぎなかったのだが、
少女達が興味を示すにはお釣りが出るほど十分過ぎるものだった。


「月の品物、誰よりも早く見つけてみせる!」