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人里遠く、人ならざる者が闊歩する森の中深くを住処とし。 神社の巫女と共に「異変」を解決すること幾度と無く。 およそ一般的なモノとは程遠い日々を過ごしているはずの少女はしかしふと独りごちた。 「あ〜忙しい。忙しくて毎日が退屈だぜ」 決して毎日がつまらないわけではない。「異変」が起きた時はココロオドル。 しかし何かが足りない。 敗北を知りたいわけではない。そんなものは既に幾らでも経験している。 堪え切れないあくびに襲われながらも彼女は日課のキノコ採りを再開した。 と、その時一匹の妖精が近付いてきた。 退屈しのぎに弾幕でからかってやろうか。 そう思ったが妖精はおずおずと一枚の封筒をこちらに差し出してきた。 どうやらメール便妖精のようだ。 安く気軽に荷物が送れるということで最近流行っているらしい。 難点は到着日時がブレることとたまに紛失することくらいか。 安かろう悪かろう、というわけだ。まあ妖精だししゃーなしだな。 生意気にも着払いだったので手元にある貴重なキノコを妖精の口に直接支払ってやった。 確かこれは食べると活力が漲り霊力も高まって幻視も出来るご機嫌なキノコである。 よほど嬉しいのかキリキリ飛んで行って文字通り空に向かってハイになる妖精を尻目に手紙の文面に目を通す。 これでまた退屈せずに済むという予感が彼女の心を満たしていた。 外界と違い様々な超常的現象が日々生じている世界。 しかし、ことエンターテインメントという点においては外界と比べて規模、種類共に圧倒的に足りない。 先日行われた人妖の宗教戦争と銘打った弾幕バトルに里の者が皆熱狂したのは記憶に新しい。 不安・絶望・無気力・依存と色々あれど人々がその騒動に群がった主たる理由、それは単に娯楽に飢えているからである。 その騒動に加わらなかった守矢神社の祭神、神奈子はそれを冷静に分析し、ある判断を下した。 人々の信仰を得るためには娯楽を提供すればいい、と。 そして神奈子は守矢神社の風祝である早苗とよく遊んだ覚えのある娯楽をこの世界に流行らせようと画策した。 それは外界出身という点をアドバンテージとして活かしたアイディア。 電子の世界に広がる無限の可能性、コンピュータゲームであった。 しかしこの時、神奈子は二つの重大な事柄を失念していた。 一つはゲーム制作にはバグは付きものであるということ。 そしてもう一つ・・・ここは幻想郷だということを。 |
| 動作環境 | |
| OS | Windows XP Vista 7 8 対応 |
| CPU | Core2Duo以上 |
| グラフィックボード | GeForce6600GT以上 |
| DirectX | 9.0c以降 |
| 画面 | 800×600 FullColor 表示可能な機種 |
| 光学ドライブ | CD-ROM |